サンプル: PodiumxRTのイメージ品質は、各レンダリングシーンごとにOSPrayが計算するサンプル数に直接関与します。

プログレッシブレンダリングとは?

プログレッシブレンダリングではイメージ全体が少しずつ計算されます(「サンプル」と呼称) 。新しいサンプルは一つ一つイメージの精度を上げていきます。まず、形状とエッジが精製され、光の分配とマテリアル特性がより鮮明になり、汚れのないレンダリングが作成されるまで、Irayが徐々にノイズやアーティファクツを消していきます。

SU Podiumとは違い、PodiumxRTレンダーは、厳密にいえば、決して「終了」しません。PodiumxRTは、ユーザーが(通常は、追加されるサンプルが目に見えるほどにはイメージの品質向上に貢献しなくなる収穫逓減点で)停止を命令するまで計算を続行します。ただし、ある程度詳細を気にしないのであれば、Intelの内蔵Denoiseを使えば、サンプルレートが高くなくても大丈夫です。


2. レンダリング設定       歯車アイコン

PodiumxRTには、各イメージを計算するのに使われるサンプル数を設定する方法が3つあります。品質設定はこの歯車アイコンからアクセスします。

  • Time(時間): フレーム毎の最大時間制限を設定します。PodiumxRTは、時間制限に達するまでサンプルを計算し続けます。
  • Samples(サンプル): もっとも一般的に使われます。フレーム毎の最大サンプル数を指定します。テストレンダリングが終わったら、これを使って任意のイメージ品質にするのに必要なサンプル数を調べます。
  • Automatic(自動): 速度と品質との効率の良いバランスを探る自動ソリューション。スライダを「fine」の方向に動かすほど高い品質のイメージ(サンプリング増)になりますが、レンダリング時間は長くなります。